❶まずは、車の全体像を少し離れて遠目から（客観的に）グルッと一周します。

塗装の色味明らかにとなりのパネルと色が違う、何となく違うかも？という箇所をチェック！再塗装している可能性あり
パネルの隙間ドアやボンネットなどの各パネルの隙間が均等かどうかチェック！→パネル交換していたり、ボディの寸法が狂っている可能性あり
レンズ類の曇りヘッドライトやテールランプ、サイドバイザーなどの曇り具合をチェック！左右で違う場合、新しい方に近いパネルを修理している可能性あり

❷塗装面をじっくり見ていきます

先程見た気になる部分を重点的に、ヘコミ・傷などをチェックしていきます。
車の角（かど）にしゃがみ頭を上下左右に動かしながら塗装面を見ます。
横から透かしながら立ったり、しゃがんだり、時にはスパイダーマンのように地面に這いつくばることもあります。
塗装の肌（人のきめ細かい肌というか、魚で言うウロコみたいに見えます）が新車のように均等で揃っているか確認します。
もちろん、新車の塗装の肌がどうなっているのか知らないと比較出来ませんね。
ここで経験の差が出てきます。だから普段から新車の塗装状態を確認する努力は怠りません。
ここでのポイントは、角にしゃがむのがポイント！
角から首だけ動かして見ることで側面と前面（後面）の２面が確認できるからです。
車をグルッと一周する間に天井と下まわり（オイルや水漏れ、サビ、修理痕等の有無）をチェックしていきます。

❸内装関係を見ていきます

• 車内の臭い、汚れ、焦げ穴、動物の毛の有無
• エンジンのかかり具合、エンジンやパワーステアリングの異音、オートマのシフトショック、クラッチのすべり
• エアコンの効き具合、ナビやオーディオ、パワーウィンド等の各種スイッチ類の作動、メーターのチェック
• 少しエンジンを吹かして排気ガスの色・臭いをチェック

❹エンジンルームを見ていきます

• エンジンオイルや冷却水の量・汚れ具合
• 外板パネル（ボンネットやフェンダー）の脱着交換痕
• 内部の骨格となるパネル類の修理・交換痕や歪み

❺車両後部のチェック

• リヤゲートやトランクを開けバックパネル（一番後ろの立っているパネル）の損傷の有無
• バックパネルの接合部分のシール（コーキング）が新しくなっていないか、シールにひび割れがないかチェック